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「お待たせ致しました。ご注文のアールグレイになります」 白と黒を基調とする制服を着こなした若いウェイターがトレーの上に乗せていたティーカップを目の前に差し出すと一礼し、戻っていく。 ロンドン市内の某カフェのオープンテラスで俺は手にした新聞を読み漁っていた。 経済、国際情勢といった記事が並ぶなかで彼の目を引き付けたのは「切り裂きジャック再び!」というトピック。 俺「時代遅れの殺人鬼、か」 カップの縁を口元まで運ぶとわざとらしく音を立てて中身を啜り、にんまり。流石は本場。夕食後の紅茶がいつになく美味く感じられる。 ここはブリタニア連邦。目と鼻の先に、ネウロイに占領されたガリアが存在する人類の反攻拠点。 本来ペテルブルグにいるはずの俺は古くから海洋交易が盛んな島国の霧の都にて紅茶を啜っていた。 仲間B「一昔前にロンドンを騒がせた奴だ。聞いたことぐらいはあンだろ?」 真後ろの席でベーグルを頬張る男が俺の呟きに返す。 乱暴に切り揃えられた灰の頭髪に顎元を覆う無精髭。およそ清潔といった言葉とは無縁な風貌。 二人の関係を知らぬ第三者がこの光景を目の当たりにすれば、背中を向け合うだけの無関係な客同士に見えているだろうが実際は異なっていた。 男の名前は仲間B。かつて傭兵として世界を旅していた俺と組み、非正規遊撃隊の一員として活動していたウィッチたちの一人である。 俺「あぁ……そういえば小説のネタにもされていたな。確か娼婦を狙った犯行だったか?」 あくまで視線は新聞に注いだまま。それにしても妙な話だ。 切り裂きジャックが世に出て、その凶刃を振るったのは1888年。 つまり今から50年以上も前の事件になる。当然ながら犯人もとっくに死んでいるか、老体となっているかのどちらかだろう。 どのみち同一人物による犯行でないことは確かだ。二代目だろうが何だろうが完璧な模倣が行えるとは考え難い。 だが現に何件も発生しているところを見ると、そういった考えも捨てたほうが良いのかもしれない。 仲間B「そうだ。だが今の切り裂き魔が殺した中にはウィッチも混じってる」 不幸にも通り魔の標的として選ばれたのか。あるいは初めからウィッチを狙うために他の人間を殺害したのか。 どちらにせよ、切り裂き魔は手を出してはならないものに手を出してしまった。 どんな理由があるにせよウィッチに危害を加えた以上、自分たちが消去すべき標的となるのは当然の帰結である。故に俺は何も感じない。 ただ普段と同じように赴いて、始末する。それだけだ。 仲間B「既に犠牲者が二人も出た。スコットランド・ヤードも軍関係者も面子をかけて全力で捜査に当たってはいるが……目ぼしい報告は来ていねえ」 かつて自国を騒がせた通り魔が国防の要であるウィッチを手にかけたのである。 スコットランド・ヤードは自身の庭を荒らした不忠者を。軍は貴重なウィッチを二人も減らされたことへの義憤を抱き、連日連夜血眼になって切り裂き魔をこの手で掴みあげんと霧の都を走り続けている。 だというのに、事件発生から今日にかけて何一つ手がかりが掴めていないのが現状だ。 俺「それで“あの人”がフィーネに頼んで俺をペテルブルグから呼んだってことか。言っておくが俺は警察まがいのことなんざ出来ないぞ?」 仲間B「それでもやんのが俺たちの仕事だ。見つけて殺す。これだけだ」 俺「わぁってるよ。仲間Fは? あいつ確か警察だったろ」 仲間B「そういや、そんなこと言ってたな」 ペテルブルグにいるはずの俺が遠く離れたブリタニアの地に訪れた理由。 それは今ここロンドンを騒がせている連続殺人鬼を秘密裏に消去することであった。 毒を以って毒を制す――そう思いついた、ある人物が彼をここまで呼び寄せたのだ。 仲間B「そうそう。依頼人が会いたがってたぞ? 顔でも見せに行ったらどうだ?」 俺「あの人は苦手だ。何だか俺のお婆ちゃんに似てるんだよ」 頭を掻き毟りながら懐から財布を取り出す。 死線を潜り抜けてきた歴戦の猛者をブリタニアまで引きずり出し、こうまで言わせる依頼人とは一体何者なのだろうか。 俺「それによ。気軽に入っていける場所でもないだろう」 仲間B「そりゃそうだろうよ。ちょっと通りますよって言って通れるほどの警備体制じゃあねえのはたしかだわな」 俺「許可証がなきゃ蜂の巣にされちまうよ。あいつら容赦ないからなぁ」 仲間B「率いてるのが第一次ネウロイ大戦のときにブリタニア最強戦力とまで言われたおっさんだ。誰であろうと突破できるとは思えねぇな」 俺「違いない。って……そろそろ行かないとまずいな」 大きく伸びをした俺が腕に嵌めた時計に目線を移す。かつて共に命を預けあった大切な仲間から贈られた あと二時間足らずで基地に行かなければ配属初日から遅刻という失態を晒してしまう。 仲間B「期限は一週間。見つけたら必ずブッ殺せ。まっ! 俺も見つけたら殺すから……どっちが先に標的消すか勝負しようじゃねぇか」 俺「お互いこれが本職みたいなもんだからな。まぁ、ベストを尽くそうじゃないか」 白昼堂々と物騒な言葉を口にする戦友にぶっきらぼうな口調で返した俺は勘定を置いてテラスを去っていった。 ――同刻、連合軍第501統合戦闘航空団ブリタニア基地、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐執務室内 差し出された書類を坂本美緒は何度も読み返した。凛々しさが占める整った美貌に刻まれた情は驚愕一色。 午後の訓練が終わるのを見計らったかのようにミーナに呼び出され、執務室へと入った彼女が受け取った書類には今日から一週間の間だけ501統合戦闘航空団の一員としてネウロイと戦う男性ウィッチの情報が記載されていた。 ただの補充要員ならば彼女も豪快な笑い声とともにミーナの杞憂を一蹴しただろう。 書類に添付された顔写真を見るまでは。 ミーナ「その人は既に魔力減衰を迎えてシールドを失っているのよ。でもガランド少将からの頼みである以上は……むやみに断るわけにもいかないし」 心臓が激しく脈を打ち、鼓動がはっきりと耳まで届いてくる。 逆に、困惑した様子で溜息をつくミーナの声がやけに遠くから聞こえた。 ミーナ「美緒? どうしたの?」 まるで全身を氷付けにでもされたかのように微動だにしない友人の姿にミーナは形の良い眉根を寄せて、彼女の顔を覗きこむ。 シャープな顔立ちは青ざめ、魅力的な黒い瞳は大きく見開かれていた。 坂本「そんな……馬鹿なっ」 男性ウィッチの名は俺。 かつての扶桑海事変で僚機を庇って墜落し、最終的には戦死者として処理された男。 今日このときまで戦死者の一人として記憶していただけに坂本は何かの間違いだと考えた。それとも、七年前に死んだはずの人間が時を経て現世に蘇ったとでもいうのか。 坂本「俺大尉……」 窓の外に視線を移す。 大空は茜から紺碧色へとその色を変えていた。 出会いというものはいつだって緊張するものだ。 だからといって、いちいちビクついていては始まらない。 「どうぞ」 扉をノックすると、歌手を思わせる澄んだ声が返ってきた。 凛として、それでいて耳にした者の心を柔らかく包み込む優しさも兼ね揃えた声音に綺麗な声だなと思いつつ扉を開けて、足を踏み入れる。 窓際の執務用デスクにつく女性とその傍らに控える女性の姿が目に入った。 「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ?」 執務用チェアに腰掛けた赤髪の女性は俺が胸中に押し込んでいた緊張をいとも容易く見透かした上で柔らかな笑みを作った。 どうやら彼女がここのトップらしい。なるほど穏やかな物腰や笑顔とは裏腹に硝子細工を思わせる澄んだ瞳には指揮官特有の強い意志の光が宿っている。 俺「ありがとうございます」 ミーナ「私が第501統合戦闘航空団の司令を務める、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です」 俺「はじめまして、俺と申します。短い間ですがお世話になります」 後頭部に手を当て頭をさげる。 俺がその基地に配属された際に見せる恒例行事のようなものだった。 坂本「俺大尉……!!」 簡単な自己紹介を終えると、それまでミーナの傍らで控えていたもう一人の女性が足早に歩み寄る。 髪と肌の色から同じ扶桑の人間だと分かるが、俺はその女性と初めて会う気がせず、凝視していると見覚えのある眼帯を身に着けていることに気が付いた。 俺「その眼帯……まさか、坂本か?」 坂本「やはり、俺大尉でしたか」 最初はやたら綺麗な子がいるなと感心していた俺であったが、彼女の右目を覆う眼帯の模様から、自身に詰め寄る美女が遠い過去に出会った坂本美緒であると思い出し目を丸くした。 彼女とは片手で数えられる程度しか話したことはないが、まさかこんなところで再会するとは。 坂本「俺大尉……! あなたは、戦死したはずでは……!?」 そういえば俺は死んだことになっていたなと他人事のように思い出す。 俺自身顔見知りと再び出会うことになるとは予想しておらず、本当のことを話すべきかどうか悩んだが、 ミーナ「そのことで俺さんに伺いたいことがあります」 指揮官として素性の知らない者に隊員たちの背中を任せるわけにはいかない――彼女の瞳が無言でそう物語っているのを捉え、俺は今日に至るまで自身の軌跡を淡々と口にし始めた。 扶桑海事変の際に僚機を庇って墜落したこと。 運よく助けられ、意識と体力を取り戻したときには自分は既に戦死者として処理されていたこと。 扶桑を去り、傭兵として世界の各地を旅していたときにガランドと再会し、それ以降は彼女の私兵となり今日まで戦い続けてきたこと。裏の仕事を除き自身の今までを語り終えた。 ミーナ「(……この人は……)」 凄惨な過去であるにもかかわらず、当の本人が思い出話でもしているかのように楽しげな口調で語るためミーナは言葉を口にすることが出来なかった。 帰る場所に背を向け、かつての仲間からも死んだ人間として思われているというのに、どうしてこの男はこんなにも快活な笑みを浮かべることが出来るのだろう。 俺「そんな黙りこまないでくださいよ。確かにあいつらとはもう一緒に飛ぶこともできないと思いますが……今の俺には俺のことを家族だって言ってくれる子たちがいます」 胸に手を当て、瞼を閉じれば、これまで出会った多くの者たちの笑顔が脳裏に蘇った。 自分のことを友と呼び互いに背中を預け合った者、憎まれ口を叩き合う者。 中には志半ばに散っていった者もいれば、風の噂で幸せな生活を送っている者もいる。 俺にとって激戦地を駆け抜けてきたことで培った技量よりも彼、彼女らとの出会いこそ、今の自己を形成しているといっても過言ではない。 同時に幾多の戦友たちの存在が俺の誇りでもあった。 瞼を開き、だから寂しくはありませんよと付け加え白い歯を見せて笑う男にミーナは自然と口元に微笑を浮かべていた。人好きのする彼の笑みにつられるように。 俺「坂本も! そんな顔しないでくれ」 坂本「はい……」 快活な微笑を前に坂本の容貌に差し込んでいた影が消えうせていった。 もしかすると他人の影を吹き払う力を彼は持っているのかもしれないと感じつつ、書類をファイルに納めて席を立つ。 ミーナ「ではブリーフィングルームに案内します。俺さんにはそこでみなさんに簡単な自己紹介をしてもらいますね」 俺「……」 ミーナと坂本に挟まれる形で立ちつつ、九人分の好奇に満ちた視線を真正面から浴びる俺は居た堪れない気持ちを何とか押さえ込んだ。 俺「本日から一週間。ここ第501統合戦闘航空団でお世話になる俺です。よろしくお願いします」 まずい。 腹も痛み出してきた。 が、ここで情けなく腹を押さえる姿など見せるわけにもいかず、歯を喰いしばって堪える。 その際に顔が引き攣ってしまっていたのか、 「こ……怖いよぉ」 「リーネちゃん。大丈夫?」 などという小声が耳に届き、俺はなんとも居た堪れない気分を味わった。 すまんな。リーネという少女よ――と心の中で謝罪すると怯える彼女の顔が古い友人のそれと重なった。もしかして姉妹なのだろうか。 つい食い入る様に見つめると隣の小柄な女の子の影に隠れてしまった。 また怖がらせてしまったか、と少し反省。 「はいはーい! しつもんしつもーん!」 長い黒髪を左右で結ぶ少女――おそらくこの部隊の中で最年少だろう――が身を乗り出す。 今まで多くのウィッチと出会ってきたが、ここまで年齢が低いのは初めてだ。 ミーナ「もう……」 隣ではミーナが困ったような表情を浮かべつつも、瞳で答えてもらえないかしらと言っているように見えた。 俺「えっと」 ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニだよ! ねぇねぇ!? 俺は虫とか好き!?」 俺「虫かぁ……」 少女――フランチェスカ・ルッキーニの問いに俺はしばし黙考した。 虫といえば傭兵時代食べるものに困ったときはよくお世話になったことがある。 だが、ルッキーニの問いは味覚とかではなく純粋に虫が好きか嫌いかのことだろう。それくらいの分別は俺にも備わっている。 俺「嫌いじゃあないな」 ルッキーニ「本当に!? じゃあじゃあ! 今度アタシと一緒に虫捕りにいこうよ!?」 同じ趣味を持った者が現れて喜んでいるのか。 楽しいよと続けて今にも駆け寄ってきそうな勢いの少女と俺との間にミーナが入り込み、残りの部隊員に視線を配る。 ミーナ「まだまだ聞きたいことはあると思いますけど、俺さんもペテルブルクからの長旅で疲れているので今日はここまでにしておきます。続きはまた明日にしましょう」 大人しく従いブリーフィングルームから出て行く少女たちの中に胡散臭そうな眼差しでこちらを見つめている者が二人いた。 上質な絹糸を思わせる金色の髪と丸いフレームの眼鏡を身に着けた少女と茶色の長髪を首筋に近い箇所で二つに縛った少女。 前者はどこか嫉妬じみた感情を瞳に宿し、後者は初対面の俺が見てもはっきりと分かるほどの警戒心を露にしている。 俺「何か?」 ペリーヌ「別にっ! 何でもありませんわ!」 視線を向けると顔を背けられてしまった。 その際に舞い上がった金色の髪から発せられた花の香が俺の鼻腔をくすぐった。 見た目を裏切らない、どこか上品な香り。 俺「ふむ。えっと……ペリーヌ・クロステルマン中尉だったな。そんなに俺が坂本の隣にいることが気に食わないか?」 ペリーヌ「なっ!? なななななな! 何を言っているんですの!?」 指摘を受けた瞬間にペリーヌの白い頬が一気に紅潮する光景を前に俺は得心が言ったかのように二、三度頷いた。 先ほどから隣に立つ坂本に対する視線。邪気がなく、あこがれとも好意とも判断できる熱い視線に俺は坂本美緒という女が既に自分の知る少女とは違う現実を察した。 他者を惹きつける魅力は師である北郷少佐から見事受け継いだようである。 俺「(わっかりやすいなぁ……この子は)」 ペリーヌ「冗談は、ほどほどにしてくれませんこと!?」 俺「いやだって。お前さん明らかにしっtもががが!?」 ペリーヌ「い・い・で・す・わ・ね!?」 返す言葉は少女の白く柔らかな繊手によって遮られた。 両手で口元を塞ぎ鋭い眼光を突きつけるペリーヌの剣幕に大人しく首を縦に振らざるをえなかった。 ふんと鼻を鳴らし、“まったく何て失礼な殿方なんですの!”という捨て台詞を吐いて去っていくペリーヌの後姿を見送っていると入れ違いに別のウィッチが俺の前に現れる。 先ほど自身に対して露骨なまでに警戒心を表していた少女だ。 バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルン。階級は大尉だ」 俺「よろしく頼むよ。大尉殿」 バルクホルン「正直に言おう。いくらガランド少将の命令とはいえ……私はお前を信じることはできない」 坂本「バルクホルン」 俺「大尉殿がそう感じるのも無理はないと思う。特に俺はもうシールドが張れないからな」 バルクホルン「ならば!」 俺「だからといって、おめおめと帰るわけにもいかないさ。俺にも俺の“仕事“がある。それに帰っちまったらフィーネの顔に泥を塗っちまう……それだけは避けたいんだ。悪いが一週間だけ我慢してくれ。期限が過ぎれば、もう会うこともないだろうしな」 バルクホルン「……好きにしろ。足を引っ張らないように努力するんだな」 俺「ご忠告ありがとう。お嬢さん」 俺の言葉に何を感じ取り、俺の瞳に何を見たのか。 拍子抜けしてしまうほどあっさりと踵を返すバルクホルンの背に小さく言葉を投げかける。 坂本「すみません、俺大尉」 俺「良いさ、自分の力は自分で示す。だから変に特別扱いなんかしないでくれよ?」 顔見知りだからといって気を遣ってもらう必要はない。 彼女たちの信頼を勝ち取るのは自分自身なのだから。 坂本「はい。俺大尉」 俺「あー……その大尉ってやめてくれないか? 俺はもう陸軍じゃないわけだしさ」 坂本「……分かりました。それでは改めて、よろしくお願いします。俺さん」 俺「こちらこそ、よろしく」 ミーナ「サーニャさん。俺さんを部屋に案内してもらえますか?」 ミーナがまだブリーフィングルームの隅に残っていた銀髪の少女に声をかける。 俺はその名を聞いた途端に何かが胸の奥に引っかかったような感覚を覚えた。サーニャ――初めて聞く名前ではない気がする。 サーニャ「私……ですか?」 エイラ「だったら私もいくゾ! こんな得体の知れない男とサーニャを二人っきりにさせるわけにはいかないからナ!!」 すかさず横に座っていた少女が立ち上がり、こちらを睨みつけてきた。 どうやら、ここの部隊の中では特殊な関係が構築されているようだ。 俺「得体の知れない男って……」 彼女から見れば今日突然上がりこんできた俺は十分得体の知れない男に見えるのだろうが、そう呼ばれた本人は胸の痛みを感じていた。 相手が可憐な少女だけに痛みがいっそう激しいものへと悪化する。 ミーナ「エイラさんにはお話があります。このまま執務室まで来てください」 エイラ「うぇ!? ここじゃ駄目なのカ……?」 坂本「なぁに。すぐ終わるさ」 エイラ「うぅぅぅ……おいおまえ!」 俺の前につかつかと歩み寄り形の良い眉を吊り上げ、睨みつける。 俺「ん?」 刃にも似た鋭利な眼差しを俺は何処吹く風と受け流して返した。 エイラ「いいか!? サーニャに手を出したりしたら許さないからナ!?」 一体自分はどんな風に見られているのだろうか。 顔を合わせて一時間も経っていないというのに。 俺「わかった。手なんか出さないから安心しろ」 エイラ「絶対ダゾ!? 絶ッッッッッ対だからナ!?」 俺「わかったから。坂本、ヴィルケ中佐。頼む」 エイラ「サーニャァァァァァァ!!!」 引き摺られるようにして部屋から連れ出されたエイラという少女の叫びが大分離れた廊下のほうから伝わってきた。 サーニャ「あのっ。エイラのこと……悪く思わないであげてください……エイラはただ……」 俺「……君のことを思っての行動だったってのは俺でも分かるさ。良い友達だな」 サーニャ「はいっ……!」 親友を褒められサーニャが柔らかな笑みとともに声を弾ませる。 その笑顔から彼女にとってエイラがいかに大切な存在であるかが伺えた。 俺「えっと……」 サーニャ「アレクサンドラ・V・リトヴャク中尉です」 俺「よろしく、中尉」 サーニャ「サーニャで……良いです。みんなにもそう呼んでもらっていますから……」 俺「あぁ。ってサーニャ……?」 サーニャ「……どうしましたか?」 俺「いや……なんでもない」 やはりどうも引っかかる。 随分前に彼女の名前を何かで知ったことがあるような気がする。 中々浮かび上がってこない記憶に首を傾げながら廊下を歩いていた俺が不意に足を止めた。 視線の先には開けっ放しにされた扉の先にある談話室。 俺「あ……」 サーニャ「どうかしましたか……?」 俺「いや。すごく立派なピアノだなぁって」 俺の眼差しの先には丁寧に手入れされた大きなピアノが艶やかな光沢を放っていた。 そういえばピアノを目にしたのはあの男性の演奏を耳にした日以来だな。 サーニャ「ピアノ……お好きなんですか?」 俺「聴く専門だけど……ってこんなやり取りをどこかでやったなぁ」 許可を得て談話室へと入り、ピアノへと近づく。 サーニャ「……私のお父様もピアノをとっても上手に弾けるんですよ」 俺「へぇ……って……ん!?」 サーニャ、ピアノ、お父様。 これら三つの言葉が一つのピースとなり俺の頭の中にあるパズルに音を立てて埋め込まれた。 俺「聞き難いことだけど……もしかしてサーニャの両親は」 サーニャ「ネウロイが侵攻してきた時に……はぐれてしまいました……」 そうか。やはりこの子があの夫妻の娘の“サーニャ”だったのか。 だとしたら、あの手紙も渡す必要がある。 俺「大丈夫か?」 不意に身を屈めるサーニャ。彼女の肩が小刻みに震えているのを見つけ顔を覗きこむと、 サーニャ「すみません……お父様とお母様の話でつい……」 エメラルドを思わせる翡翠色の宝玉に若干の涙が浮かんでいた。 いくら軍人とはいえ十四歳の少女だ。まだまだ親に甘えたい年頃のはずだ。 教えて欲しいことも、話したいことも沢山あるだろう。 彼女の白い頬を伝う透明な雫を拭い終えたとき、 エイラ「おい!!!!」 俺「ん?」 サーニャ「エイ、ラ……?」 静寂を破るかのように怒号が舞い込み、入り口を見てみると全身から憤怒の感情を露にするエイラが俺のことを睨みつけていた。 エイラ「サーニャっ!? お前……サーニャを泣かせたナ!!!」 俺「え?」 同じように振り向いたサーニャの瞳に涙が浮かんでいるのを見つけ、エイラは拳を握り締めた。 彼女の位地からだと自分がサーニャに手を出しているように見えていることに気が付き、あ、と呟く。 エイラ「よくも! よくも!!」 俺「待ってくれ! 俺は何もしてないぞ!?」 エイラ「うるさい! そんなこと信用できるか!! こいつ!!!」 サーニャ「エイラ!! 駄目!!!!」 エイラ「サーニャに! 手を出すなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 猛スピードで繰り出される剛拳が鋭い風切り音を奏でながら、俺の額へと向かっていく。 華奢な体躯の彼女のどこにこれほどまでの力が秘められているのだろうか。 重い衝撃が額に叩きつけられ、視界が大きく回転する。 頬に伝わる冷たい感触から床に倒れ伏したことが分かった。 暗くなっていく視界の隅で、倒れる自分に手を伸ばしながら、エイラに連れて行かれるサーニャの姿があった。 続く ※8.5話の最後に三話構成と書きましたが、プロットを見直したところ三話じゃとても足りないことに気付き、七話構成へと変更になってしまいました。
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ネットワークシステム プロトコル データ通信を行うために必要な通信規約 ネットワークアーキテクチャ データ通信に必要となるすべての機能を階層的に体系化し、まとめたもの DHCP TCP/IP環境でネットワーク接続をするとき、接続する各コンピュータにIPアドレスなどの必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル OSI基本参照モデル 上位層 7 アプリケーション層 6 プレゼンテーション層 5 セション層 下位層 4 トランスポート層 3 ネットワーク層 2 データリンク層 1 物理層 ノード:ネットワークを構成するサーバや端末、通信制御装置など トポロジ:ネットワークの接続形態 スター型ネットワーク(10BASE-T) 中心となるハブという集線装置にすべてのノードを直接つなぐ方式 配線の自由度が高い システム構築、LANの管理、保守が容易 混雑時にはサーバに負荷がかかり能力が低下する サーバの故障時にはシステム全体に影響をおよぼし、拡張性に欠ける バス型ネットワーク(10BASE-2, 10BASE-5,(同軸ケーブル)) 一本の基幹となるケーブル(バス)に、端末をつなげていく方式 ケーブルを短くできることや、LANの増設や拡張が容易 ケーブル上を送られてきた電気信号が終端で反射して雑音になるのを防ぐためのターミネータ(終端抵抗器)が必要 2つ以上の端末から同時にデータが送信されると、ケーブル上でデータが衝突し、再送信する必要が生じる データ量が多くなると伝送速度は急激に低下する リング型ネットワーク(一般に、光ファイバケーブル) リング状にケーブルをつなぎ、そこにすべての端末を接続する方式 リング上を一定方向に回り、バス型のようにデータが途中で衝突することなく、混雑時にも能力は低下しない ケーブルが輪になっているため、ケーブルの一カ所が切断されても、ネットワークは支障なく動く 高速に大容量の伝送が可能で、スター型やバス型よりも通信効率は良い システムが複雑でコストが高い ゲートウェイ(OSI基本参照モデルの全階層を認識する装置) プロトコルが異なるデータを変換して通信可能にする機器 LAN-WAN接続が可能となり、LANの利用範囲が拡大する リピータ(OSI基本参照モデル第一層の物理量での接続装置) ケーブル上の電気信号の減衰量が規定値よりも大きくならないよう、電気信号の再生増幅する役割を果たす 通常、CSMA/CDのバス型のLANに使用される トラフィックの多いLANには不向き ブリッジ(OSI基本参照モデル第二層のデータリンク層での接続装置) アクセス制御の異なるEthernetやFDDIなどの相互接続が可能 個々の端末に割り当てられた固有の番号であるMACアドレスを管理し、このMACアドレスを見て、適切な端末のみにデータを送信する ルータ(OSI基本参照モデル第三層、第四層のネットワーク層とトランスポート層) 第3、4層の一部のプロトコルを解析して転送を行う接続装置 相互接続されたLANの数が増えることによるメッセージの伝送遅延時間を最小限におさえることができる(ルーティングアルゴリズム機能) インターネット接続など異なるネットワーク間の接続に使用される Ethernet(イーサネット) XEROX, DEC, Intel の3社が共同開発したIEEE 802.3に準拠したバス型のLAN製品のことをいう 低価格、小規模LANを簡単に構築できる アクセス制御方式は、CSMA/CD方式 FDDI ANSI(米国規格協会)で標準化された二重トークンリングLAN 光ファイバによる100 Mbpsの高速LAN 最大伝送距離は、100 km ノイズの影響を受けにくく、高速通信が可能 CSMA/CD方式 バス型のLANに用いられる。データの転送は、パケット単位で双方向に流し、その流したパケットはネットワークの末端で消滅する仕組みになっている。 データの転送速度は、10M~1G bps、パケットのデータ長は50~1504ビット トークンパッシング方式 主にリング型のLANに用いられる。 データ伝送は、「トークン」という送信するデータを載せるものが、ケーブル上を巡回する仕組みになっている。そのため、CSMA/CD方式のようなデータの衝突は起こらない。 トークンにデータが載っていない状態を「フリートークン」といい、データ送信したい端末は、フリートークンに送りたい端末の宛先とともにデータを載せる。この状態のトークンを「ビジートークン」という。 各端末は、自分の宛先のビジートークンが回ってきたとき、そのデータをコピーして取り込む。そして、送信元の端末に戻った時点で再びフリートークンとなる。 トークンパッシング方式は、IEEE802によって標準化されており、リング型のトークンリングLAN、バス型のトークンバスLAN、FDDIで使用される。 サブネットマスク IPアドレスのうち、ネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値 IPアドレス TCP/IPの通信プロトコルで、インターネット接続されていうコンピュータを識別するためのアドレス ネットワークアドレス部とホストアドレス部に分かれて管理されている クラスごとのネットワークアドレス部とホストアドレス部 クラス ネットワークアドレス部 ホストアドレス部 A 8ビット 24ビット B 16ビット 16ビット C 24ビット 8ビット グローバルIPアドレス 公式に管理されているアドレス プライベートIPアドレス 閉鎖的な範囲で使用するIPアドレス。→LANのように外部と接触を持たないネットワークであれば、任意のIPアドレスを使用しても特に問題はない NAT ルータを通して、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを「1対1」で相互変換する技術 IPマスカレード(NAPTともいう) ルータを通して、1つのグローバルIPアドレスを複数のポート番号に割当て、複数のプライベートIPアドレスで同時接続することを可能にした技術 NTP インターネットにおいて、広く利用されている時刻をはかるためのプロトコル MIME インターネットなどTCP/IPでやり取りされる電子メールの規約 DNS IPアドレスとホスト名を対応させ管理するシステム。 32ビットの数値で羅列されたIPアドレスを、わかりやすく文字で置き換えたmのを「ドメイン名」という。 例 http //www.ousoken.co.jp/ URL(全体) ドメイン名(www.ousoken.co.jp) ホスト名(www) 組織名(ousoken) 組織属性(co) 例 co:一般企業 ne:ネットワークサービスの提供 ac:大学系教育機関 国コード(jp)
https://w.atwiki.jp/mcncraft/pages/15.html
この中に自分が求める回答が無い場合は2ch本スレにて質問してみてください。 特に、バグと思われるものに関する質問は作者が見ている本スレに書き込むことで開発の手助けにもなります。 システムマシンクラフトが起動しない!/起動してもすぐ落ちる・動作がめちゃくちゃ重い! うpろだからDLした他人の機体を使いたいんだけどどうすればいいの? 機体の選択画面に作った(DLした)はずの機体がない! 機体制作(BUILD,ASSIGN)サンプル機(など)を改造したら元の機体を読み込めなくなっちゃった!(重要) 動作設定は6つまで、往復設定は2つまでって少なくない? 機体操作(TEST,PRACTICE等)自分で作った機体なのにor人からもらった機体なので操作方法が分からない! 3(5,7)キー以上を同時に押したら反応しなくなる時があるんだけど 底にソリ(Sled)を配置した機体を使ってるんだけど、よく見たらちょっと浮いてない? ステージ作成(CONSTRUCT等)設置した壁はどうやって削除するの? リスポーンポイントはどうやって設置(削除)するの? ネットワーク・オンライン関係サーバー名のところが灰色になって入ることができない! 他の人の機体がすご過ぎるから自分の貧相な機体じゃ楽しめない…… その他スレに貼られてたうpろだのリンクから機体をDLしたいけどパスが分からない!/「いつものパス」って何? コメント システム マシンクラフトが起動しない!/起動してもすぐ落ちる・動作がめちゃくちゃ重い! 前置きとしてマシンクラフトは(今のところ)windows専用のアプリケーションです。 MacOSXやLinux系OSなどでは起動しません。(仮にそのようなOSで起動しようとしても、この形式のアプリケーションは開けないというメッセージが出てくるはず) また、起動した際にwindowsパソコンのスペック(性能)が著しく低い場合には動作がカクついたり、そのままアプリケーションがフリーズ・強制終了してしまうこともあります。 …とは言いましたが、マシンクラフトは動作がかなり軽いゲームなので大抵のノートPCであれば問題なく動きます(それでも画質の設定を下げる必要はあるかもしれませんが)。 うpろだからDLした他人の機体を使いたいんだけどどうすればいいの? まずは兎にも角にも解凍しよう。 全て(多分)のファイルはzipやrarといった圧縮ファイルなので、そのままだと読み込んでくれない。Lhaplusなど解凍ソフトを自前で用意して解凍しよう。 解凍したフォルダに入っている"(機体名).mcad""(機体名).mcbd"の両方がその機体のデータ。 これらを"インストールフォルダ\UserData"に移し替えればマシンクラフトで読み込んでくれる(LOAD画面でない限りマシンクラフトを起動中でも読み込んでくれる)。 現バージョンでは"UserData"内のフォルダの中のデータも読み込むことができるので、"UserData"内にダウンロードしたデータをまとめておくフォルダを作っておけば自分の機体と他人の機体を区別できて便利かもしれない。 ちなみに"(機体名).mcad"だけだとLOAD画面にも表示されないが、"(機体名).mcbd"だけならASSIGNのデータ以外は読み込んでくれる。 機体の選択画面に作った(DLした)はずの機体がない! GUIの関係上、マシンの数が40を超えると一部のマシンがはみ出てしまい表示されない。 いらないマシンを消す(またはどこかにまとめて保存しておく)か、先の項目にもあったようにUserData直下にフォルダを作り、その中に種類別にマシンを格納しておくといいだろう。 なお、UserDataから二段階下のフォルダは読み込まれない。 機体制作(BUILD,ASSIGN) サンプル機(など)を改造したら元の機体を読み込めなくなっちゃった!(重要) マシンクラフトは機体制作をする度にオートセーブされるので、編集するとそれがそのまま元のデータと置換されてしまう。 元のデータを残したいまま編集した機体を別個に保存したいなら、編集する前に必ずトップ画面の「SAVE AS」で別名で保存するようにしよう。 動作設定は6つまで、往復設定は2つまでって少なくない? 作者はマシンクラフトの方針として機体の過度な複雑化は避けることを挙げているため、今後ともこの部分の仕様が変更される見込みは薄い。 動作設定数の不足はジョイントを複数用意して設定を分散したり、3つ以上のルーチンを作りたい時は手動でタイミングをずらしたりなどして補おう。 ただ、(11/6,Ver0.040c現在)GUI(ゼネラルユーザーインターフェイス)の刷新が予告されているのでその時に増える可能性も無きにしも非ず、だ。見込みが薄いのには変わりないが。 機体操作(TEST,PRACTICE等) 自分で作った機体なのにor人からもらった機体なので操作方法が分からない! メインメニューからASSIGNを選択するか、PRACTICEに入ってエスケープキーかTabキーを押してシステムメニューを開いたあと、USAGEのボタンをクリックしよう。 システムメニューを閉じた後もASSIGNの内容が一覧表示されるようになる。 3(5,7)キー以上を同時に押したら反応しなくなる時があるんだけど キーボードによって電気回路的な制約により同時に押せるキーの数が制限されているためです。詳しくはWikipediaのこの項を参照。 こればかしは我慢するかキーボードを買い替えるかするしか解決方法はありません。 自分のキーボードでどれぐらい同時押しができるかは、ここで確認してみよう。 なお、キーボードによってはasを押したらqwedzxは押せなくなるがasftyu./なら8キーいける、といったようなこともあるので、そうした仕様に合わせてキー設定を変えても解決できるだろう。 底にソリ(Sled)を配置した機体を使ってるんだけど、よく見たらちょっと浮いてない? ソリのコリジョン(当たり判定)はソリ側の方に0.2ブロック分ずれた位置を中心に半径0.49ブロック分の球形となっている。僅かに浮いているのはこのため。 ステージ作成(CONSTRUCT等) 設置した壁はどうやって削除するの? 方法は二種類。 (1)ソードをあてる、または(2)パレットの一番左(R1,G1,B1の×マークがついている色)を選択した状態でガイドを出し、ガイドと消したい箱を重ねる。 後者の場合ガイドの設定によっては消したくない箱も消してしまうことがあるため、ガイドをオンにする前に事前に大きさを小さく、Offsetを0(付近)に直すように気をつけよう。 以前のバージョンではキャノンをあてても消すことができたが、特に戦闘時は誤爆しやすかったためキャノンでは消せないように仕様が変更された。 なお、オンラインでは他の人が設置した壁は消すことができない。上の2つの方法を試しても消えない場合は、その壁は他の人が置いたものだということになる。 リスポーンポイントはどうやって設置(削除)するの? F1を押せばその場に設置される。向きも高さも判断されるので注意。 設置した壁と同じ方法でリスポーンポイントも削除できる。 ちなみに、0~14が青チームで15~29が赤チームのリスポーンポイントとなる。"B_"("b_")を使う場合は14まででいい。 リスポーンポイントが部分的にでも設置されていない場合は設置されていない番号に割り振られた機体がステージの中央に(複数機いる場合は重なって)スポーンしてしまう。 CONSTRUCTではF1を押すたびにまだ設置されていない小さい数から順番に設置され、29までの全てのリスポーンポイントが設置された場合はF1を押しても何も起きない。 真ん中の数のリスポーンポイントを削除したり設置したりしても既に設置されているリスポーンポイントの数字には影響しない。 ネットワーク・オンライン関係 サーバー名のところが灰色になって入ることができない! サーバーのプレイヤー数が一杯になっているか、バージョンが違うか、ブロック数・ボディ数の制限をクリアしていないかのいずれかが原因。 その場合サーバー名の横の項目のいずれかが赤く表示されているはずなので、原因となっているところを修正してから入り直してみよう。 赤く表示されないよ、または修正しても入れなかったよというときは本スレにて作者さんに報告すべし。 なお、ネットワークテストのボディ数制限の実装前に作成されたマシンはボディ数がデータに含まれていないため、いずれのサーバーにも入ることができない。 一度BUILD画面に入ればボディ数がデータとして記録され入れるようになる。 他の人の機体がすご過ぎるから自分の貧相な機体じゃ楽しめない…… 自分の素晴らしい機体を自慢するような思いができなくて楽しめないなんて恥ずかしいこと言う勇気と気力があるんなら、自分で貧相とか言っている個性的な機体で十二分に楽しむか他の機体を参考にして技術を磨くかしなさい もしオンラインを見ているうちにマシンクラフトが凝りに凝った機体を人に自慢するゲームなように思えてきたとしても、それは気の迷いか錯覚だ。 その他 スレに貼られてたうpろだのリンクから機体をDLしたいけどパスが分からない!/「いつものパス」って何? いつものパスとは「1111」。 大抵の機体はこのパスで落とせる。それでも落とせない場合、機体の作者に尋ねてみよう。単純にパスを書き忘れていただけかもしれない。 コメント なんか機体が地味に緑っぽい色になってしまうんですがこれはPCのスペックの問題なんですかね? -- 名無しさん (2014-10-03 23 37 56) ↑それだけではどうとも言えないのでSSを撮ったりPCスペックを調べたりして2ch本スレで質問してみてほしい -- 名無しさん (2014-10-04 09 47 57) ↑↑自分も機体が全体的に薄い緑なったり緑の斑点が出てます -- 名無しさん (2014-10-04 11 53 40) このゲームの更新方法が分からないんですけどどうすれば更新できますか? -- 名無しさん (2014-11-13 23 24 16) ダウンロードしなおすしかない Userdata内のデータをそのまま新しいバージョンのマシンクラフトの中に移植すれば作ったデータも新しいバージョンで読み込める たまに_Sampleが更新されてるから_Sampleは引き継がない方がいいかも -- 名無しさん (2014-11-14 20 51 38) おかげでデータを引き継いで更新できました、ありがとうございました -- 名無しさん (2014-11-15 08 39 40) キャノンが2つ以上ある状態でどちらか片方ずつうてるようにするにはどうすればいいですか? -- 名無しさん (2014-12-22 03 29 16) ヒント=canonnは左クリック、swordは右クリック -- 名無しさん (2014-12-22 06 17 33) ありがとうございます、申し訳無いのですがもう一つ質問ですパーツをパージできるようにするにはどのように設定すればいいのでしょうか -- 名無しさん (2014-12-22 19 53 53) ジョイントに全く同じ動作設定を2つ割り当てることで、指定したキーを押した時にジョイントがパージします -- 名無しさん (2014-12-24 16 50 05) ありがとうございました、パージはどうしても実現させたかったのでとても助かりました -- 名無しさん (2014-12-24 18 06 19) ジョイントPをNEUTRAL-60・Aim90で設定したのですが他のパーツをパージした際に一緒にパージしてしまうのですがこれはバグでしょうか -- 名無しさん (2014-12-30 21 23 43) すいません解決しました -- 名無しさん (2014-12-30 21 28 04) ジョイントT.Sを使ってまわしたところ機体も一緒に回ってしまいましたがどうすればいいのでしょうか? -- 名無しさん (2015-01-31 17 27 16) ↑説明が足りないのでなんとも言えないけど推測で語ってみる 回そうとしたボディがコアボディより重いのではないだろうか 反重力で重さを調整するかスカルプトで回したいボディの中身を外見に影響しないよう慎重に削って軽くすると良くなるのでは…?(精一杯) -- 名無しさん (2015-01-31 21 17 13) ↑回答ありがとうございます。ごめんなさい。説明不足でした。レシプロ機を作ろうとしてプロペラをジョイントで回そうとしたんです。そしたらプロペラと一緒に機体が回ってしまいました。 -- 名無しさん (2015-02-01 14 06 43) ↑もう解決してるかもしれないが一応。プロペラを回転させると反作用でプロペラの回転の逆方向に力が働いて機体が回転しようとする。そのトルクを打ち消すためには機体の内側に逆回転する機構を組み込んだりしないといけない。私の文章力ではどうにも伝えにくいのでプロペラが2つついてる双発機を一度作ってみるといいかもしれない。左右のプロペラの回転方向を逆にして作ると機体は回転しないはず。 -- 名無しさん (2015-02-04 06 03 15) ↑丁寧にご回答ありがとうございます!解決しました -- 名無しさん (2015-02-04 14 27 08) 透明なブロックってありませんよね?それか透明のように見せるようなジョイントみたいなのは -- 名無しさん (2015-02-18 16 48 34) ↑今の所そのようなものはありません …が、だいぶ前に作者がブロックの塗装で透明度を設定できるようにすると発言していました。希望は捨てないほうがいいかも? -- 名無しさん (2015-02-18 20 59 15) ↑ありがとうございます。希望は捨てないでおきます -- 名無しさん (2015-02-18 22 16 45) タイヤサイズって3が最低値なんかなそれ以下にできない -- 名無しさん (2015-03-26 10 50 49) ↑タイヤ -- 名無しさん (2015-03-26 23 34 56) ↑タイヤ(wheel)の直径(diameter)は3が最低値です。また、直径の値以上に幅(width)を設定するのは不可能です。 (直径が3だと、幅は3まで) -- 名無しさん (2015-03-26 23 40 13) 0.119や0.123バージョンがウイルス検査に引っかかって遊べないのですが -- 0.111bユーザー (2015-06-05 19 36 39) ブラウザのウィルスチェックかウイルス検知ソフトのチェックなのかわかりませんが一時的にチェック機能を無効にしてみてはいかが -- 名無しさん (2015-06-06 18 47 23) SETUP の設定で 項目にないものがサンプルモデルで設定されてる (例:Spring Damper ) -- 名無しさん (2015-06-16 23 27 44) ステージ作成について、たまに地形が魔改造されていますが地形を変えることはできますか? -- 名無しさん (2015-06-19 10 41 09) ダウンロードしたステージは、どうすれば使えますか? -- ろぼ37 (2015-06-19 18 35 14) Userdata内のstagesフォルダにステージのデータを放り込めば -- 名無しさん (2015-06-19 20 33 10) オンラインのルーム内で別の機体へ変える方法はありますか? -- 名無しさん (2015-07-23 15 18 21) ない -- 名無しさん (2015-07-23 18 37 19) ステージ作成の時、地形を変える(地面を砂にするなど...)はできますか? -- 名無しさん (2015-08-23 01 43 19) パージが出来ません、やり方が変わったのでしょうか -- 名無しさん (2016-05-15 22 41 11) 自己解決しました -- 名無しさん (2016-05-16 20 20 03) 機体を前に進めたいんですがくるくる回ってしまいます -- 名無しさん (2016-08-24 19 21 16) MDBD マシンクラフトビルドデーターってなんですか? -- Eila (2017-03-19 22 55 58) 他の人の作品見てると透明ブロックばっかりで何が何だかわからないので誰かそこらへんの説明してもらえるとうれしい -- 名無しさん (2017-04-05 07 14 33) ステージURL 共用ファイル MachineCraft がどこまで対応しているのか…ゥェェ -- うぉーくり (2018-02-05 23 35 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/1702.html
魔吏ミステリオーソ スーパーレア 光/水 コスト8 パワー13500 リバイアサン/ウィッチクラフト ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■進化V―自分のウィッチクラフト2体を重ねた上に置く。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーはバトルゾーンにある自身のコスト3以下のクリーチャーをすべて、好きな順番で山札の一番下に置く。その後、自分の山札を見る。その中から「魔方」を持つ呪文を1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。 ■T・ブレイカー (F)立ちはだかる者此れ全て敵なり。その全てを薙ぎ払えと、俺の杖が猛るのだ。 作者:まじまん 評価 10/3.能力改訂しました。 まじまん
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ハンドクラフトサイト Contents ハンドクラフトサイトContents ポータル ポータル Etsy charm Crafters! page top
https://w.atwiki.jp/rulilurayry/pages/18.html
レオナルドの歌姫。 商家ウィッチ家の出身で礼儀作法や流通に伝手がある。 明るいギャル系 数字を扱う歌術を使う?
https://w.atwiki.jp/mcwitches/pages/16.html
オリジナルウィッチ制作について どうせMinecraftでストライクウィッチーズの世界観を作るなら、ウィッチが欲しい!ストライカーも欲しい という思いから出来たのが"MCヘリコプターMODを利用したウィッチ制作"です
https://w.atwiki.jp/loveinch/pages/46.html
生サンドウィッチらび評価オススメ度 ★★★★☆ 総合火力 ★★★★☆ 火力密度 ★★★★☆ 消費SP対火力 ★★★★☆ 魅せ度 ★★★☆☆ 材料 性能 手順(東西反転OK) 参考動画 おたより 生サンドウィッチ 接敵前提でオープンサンドの形を作る構成です。 南西抜きの応用ですので同じ感覚で使えるかと思います。 この技の場合、IWから引っこ抜く方角は南なんですけれども。 ポイントは引っこ抜いた直後のHITが0ノックバックする部分です。 サンド配置では必ず0ノックバック開始にしてやらないとHIT速度が格段に変わってきます。 オープンサンドと比較してのメリットはタゲ移りの心配がないことです。 瞬間火力では南西抜きに劣り、総合火力では勝ります。 臨機応変に使い分けていきましょう。 らび評価 オススメ度 ★★★★☆ タゲ移りを絶対に防ぎたいAGI派のあなたに。 総合火力 ★★★★☆ サンドウィッチに順ずる 火力密度 ★★★★☆ 同上 消費SP対火力 ★★★★☆ 通常サンドよりIW1枚分お得です。 魅せ度 ★★★☆☆ 張り付けてから誘導するタイプのテクはやや地味でしょうかー。。 材料 スキル IW×2 FW10推奨×1~3 SP 消費80~160 性能 hit内訳 0ノックバック×1セル 1ノックバック×4セル HIT数 70~210hit 制限 射程1のmobの場合、自分の北東or北西にmobを張り付けた状態からしか使えない。 手順(東西反転OK) (1)北東からmobを誘導しつつ南西方角に斜めFWを立てる ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡敵≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡火≡魔 ファイアウォール!! ≡≡≡≡火◎≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡火火≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ (2)続いてFW詠唱地点の南西のセルにIWを斜め設置しておく ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡敵≡≡≡≡≡≡ ≡≡▲≡火≡魔 アイスウォール!! ≡≡≡▲火火≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡☆火火≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ (3)図の座標に移動し、ターゲットと接敵する ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡敵≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡▲魔火≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡▲火火≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡▲火火≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ (4)すかさずターゲット直下にIWを設置 ≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡敵≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡▲魔火▲≡ アイスウォール!! ≡≡≡▲火火▲≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡▲火火≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ (4)トラップの中を駆け抜けて発動 ≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡▲≡敵▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡▲火火▲≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡▲火火≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡▲≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡▲魔≡≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 参考動画 おたより 名前 コメント すべてのコメントを見る [PR] マーケティングリサーチ
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異世界のウィッチ2・その10 ――――――――――――数分後 エーリカ「これでっ!」ゴオオォォォォォォオ 俺「最後ォッ!」ザシュッ ドゴオォォォォオォォン ・・・これで取り巻きは全機始末した。あとは彼女だけだ。 キュイイイィィィィィイィン ・・・チラッ 彼女はそれに気付いたようだが、やはり俺たちが追い続ける限り彼女も距離をとり続けるようで、 一人きりになったことを気にする様子は無い。 エーリカ「・・・」スッ 『・・・』ピタッ ハルトマンの合図で、俺たちは追うことを止めてそこに留まる。 そして、やはり彼女は後退するのを止める。 キュイイィィィイィイィン そして、俺たちと対峙する。 キュイィィィィイイィンン・・・ 俺「・・・」スッ エーリカ「・・・」チャキッ ルッキ「・・・」チャキッ エイラ「・・・」チャキッ サーニャ「・・・」ガチャッ 俺たちがそれぞれの武器を構えるのと同時に、 キュイィィィイイィィンン・・・ スッ 彼女も両腕をこちらに向ける。 お互い準備は整った。さて・・・ エーリカ「行こっか!」 『了解!』 ハルトマンの声に答えるのと同時に、俺達は散開する。 ビュインッビュインッ 彼女は俺に照準を合わせてビームを放つ。 ヒュッ それを避けながら、俺は紫色に光る刀を持って様子を窺う。接近する瞬間を見極めるために。 ビュインッビュインッ ヒュンッ エーリカ「さーにゃん!フリーガーハマーはあと何発!?」ガガガガ サーニャ「四発です・・・」 エーリカ「ありゃ、随分使っちゃったね」ガガガガガ エイラ「仕方無いダロ、さっきの奴ら手強かったんだカラ」ガガガガガ そういえばエイラも結構な量撃ちこんでたな・・・もう切れる寸前じゃないのか? キュイイィイイィィィン・・・ビュインッ エーリカ「!」ガガガガガガ エイラ「・・・っ!」ガガガガガガ ルッキ「うりゃー!」ガガガガガガ キュイィィイイィン・・・ ビュインッ フッ この三人の編隊攻撃は、彼女の素早い動きによる回避行動を徐々に封じていくように撃ち込まれていき、 彼女を確実に追い詰めていく。 ヒュッ 次第に彼女はビームを放つ余裕を無くし回避一辺倒になっていく。 エーリカ「いーい、俺!?ネウロイがシールド張ったら早速近づくんだよ!」ガガガガガ 俺「ああ・・・」 エーリカ「さーにゃんはエイラと一緒に動いてね!」ガガガガガ サーニャ「はい」 エイラ「任せロ!・・・おい、俺!」 俺「ん」 エイラ「心配スンナよ、サーニャは私が全力で守るカラナ!」 俺「心配なんてしてないさ・・・」ニヤッ エイラ「・・・!」ニヤッ 俺とエイラが笑みを浮かべたその直後、 キュイィイイィン グラッ 彼女が体勢を崩した。 サーニャ「!」 ルッキ「よぉ~し今だー俺!とっつげきぃ~♪」 俺「言われなくても!」ドヒュンッ 俺とエイラとサーニャが接近を開始する。そして、ハルトマンの指示が飛ぶ。 エーリカ「さーにゃんはフリーガーハマーが届く位置まで!」ガガガガガ サーニャ「はい」 エーリカ「私とルッキーニはネウロイにシールドを張らせ続ける!」ガガガガガガ ルッキ「りょーかい!」ガガガガガガ エイラ「オイ、弾足りるのか?」ガガガガガ エーリカ「それは俺次第!」ガガガガガ ・・・プレッシャーかけるなよ・・・ ネウロイは体勢を崩しながらも、少しだけ後退しつつなんとか腕を動かして、 ビュインッ ビームを放つが、あさっての方向へ撃ってしまった。これは好機とばかりに、俺は接近の速度を上げる。 そんな俺を見て、ハルトマンが再び口を開く。 エーリカ「俺!」ガガガガガガ 俺「ん」チラッ ハルトマンは、片手を銃から一瞬離して、親指を立てた。 エーリカ「君なら行ける!」グッ 俺「・・・」 その言葉に、俺はハルトマンから目を離して前を向き、 俺「・・・」グッ 右手だけでハルトマンの方に向けて親指を立てた。 エーリカ「・・・にひっ」ガガガガガ キュイィイイィィィン・・・ ブオン 放たれた弾丸が着弾する直前に、彼女はついにシールドを展開した。 スゥウゥゥ・・・ 弾丸が透過される。そして、・・・返ってくる。ここでエイラの予知の出番だ。 エイラ「俺!正面からダ!」 エイラの言葉通り、正面から高速で向かってくる弾丸が見えた。 さて、前までならここで俺はどこかの方向へ回避していたのだが・・・ 俺「・・・」スッ ルッキ「あれ?」ガガガガガガ サーニャ「お、俺さん!?」 何故この二人が驚愕しているのかと言うと・・・ 俺がとった行動が、回避ではなく刀を正面に向けて構えるということだったからだ。 エイラ「わわ、馬鹿!避けろ!避けろよ!バカァーッ!!」 エイラが焦ったように叫ぶが、俺はそれを無視して、・・・向かってくる弾丸を見極めて、 俺「はあぁっ!!」カキィィイィンン 小気味良い音と共に、弾丸を真っ二つに斬り裂いた。 ルッキ「・・・え」ガガガガガガ エイラ「エエエエエェェェェェエエエエエエ!!!????」 向かってくる弾丸は一発ではなかったが、その俺に当たりそうな一発さえなんとかなれば他は避けれるくらいの隙間ができていると俺の目には見えていた。 そして、予想通り、その弾丸を除けば他の弾丸は俺には当たらなかった。彼女に向かって進み続けるための道ができている。 ・・・避けてはいられない。恐らく、彼女はシールドを破壊できる俺にだけ狙いを定めている。 正面からの弾を避けても、また俺の正面に来るように返してきて、絶対に接近を許さないつもりだろう。 ・・・だから、突っ切るしかない! エイラ「お、俺!同じ位置からダ!」 再び俺の正面に返ってくる弾丸を、また見極め、 俺「ふんっ!」ガキイィイィィン 着弾コースの弾丸だけを斬り、弾幕を切り開いて隙間を抜けていく。 それからも次々と弾丸が返ってくるが、 ガキィンカキィンガキャアァァン それらも、確実に、進むのを遮る最低限の弾丸のみを斬っていく。 ルッキ「おおぉ!!?」ガガガガガガガ サーニャ「わぁ・・・」 エイラ「・・・ス、スゲェ・・・」 エーリカ「いーぞー俺!カッコイイよぉー!」ガガガガガ 俺「うるせえ黙ってろっ!」ガキィィィン サーニャ「・・・」ポー エーリカ「さーにゃんも惚れ直したってさー!」ガガガガガ 俺・サーニャ「「!?」」 ・・・さっきよりも俄然やる気が湧いてきた。・・・気がする。 俺「・・・はぁっ!」ガキィイイィィン サーニャ「は、ハルトマンさん・・・こんな時に///」 エーリカ「にしし・・・」ガガガガガガガ エイラ「ムゥ~・・・」 ―――――――― ルッキ「俺~!もうすぐ弾切れちゃうぅ~!」ガガガガガ エーリカ「こっちもだよぉ~」ガガガガガ 俺「っ!」ガキィィン もう少しだけ・・・! 弾幕の中に道を切り開いていくことをさらに数回繰り返し、 ヒュンヒュンヒュン 高速で飛んでくる弾丸が目の前から飛び出してくるのを、 俺「はっ!」ガキイィィン 刀を縦に構えることで防ぎ、ついに刀の射程内に彼女を捉えた。 それを予見したエイラが、サーニャの肩を離して言う。 エイラ「今ダ!行けェサーニャァァァ!!!」パッ サーニャ「っ!」ドシュドシュドシュドシュッ エイラの言葉を聞いたサーニャがフリーガーハマーの残り四発を全弾発射し、 ロケットは俺の背後を回りこむようにして彼女に迫る。 発射されたのに合わせて、俺は、シールドに向けて刀を構え、 俺「行くぞッ!!」グッ ヒュンッッ 全力で振り下ろした。 バシュゥウウゥゥゥン 重い手応えと共に、異世界の魔力が消失する感覚があった。 パキィン 俺「・・・」 刀が折れた・・・そういえば、坂本からもらったこの刀は、ずっと俺と一緒に戦っていたんだな・・・ ・・・今更だけど、感謝するよ・・・ キュイイィイイィイイン・・・ 鳴き声と一緒に、彼女はシールドを破壊された衝撃に身体を仰け反らせて少し後ろに弾き飛ばされ、 やはり脚部の射出口を、俺に向ける・・・かと思ったが、 俺「・・・!?」 向ける方向が違った。その方向は・・・ エイラ「なんでこっちに向けるんダヨ!?」 サーニャとエイラの方向・・・いや、 サーニャ「もしかして・・・」 正しくは『サーニャの放ったロケットの方向』だ。つまり・・・ エーリカ「まずい!ロケットを撃墜する気だ!」 ここでそれはまずい。非常にまずい。普通の弾丸では的が小さすぎるからフリーガーハマーに頼ったのに。 ルッキ「さ、サーニャ!もっかい撃って!」 サーニャ「もう無いの!」 ルッキ「えぇ~!!??」 ・・・ここで俺はとるべき行動は・・・ エイラ「オイ俺!何シテル!?」 エイラの言葉に、視線が俺の背中に集まったのを感じる。 エーリカ「!?」 今、俺は彼女の脚部の正面に位置どっていた。 サーニャ「俺さん、危ない!」 ビュインッビュインッ そんなのお構い無しに、彼女は脚部から二本のビームを放ち、 ドゴンドゴォン ロケットを正確に破壊する。 ドシュッ 俺「くあっ!」 当然、ビームは俺にも当たる。顔面を守るように構えていたおかげで、右のこめかみと右腕を掠めただけで済んだが。 彼女はそのまま空中で一回転し、こちらを向いて両腕を俺に・・・いや、もう二つのロケットに向けた。 俺は、魔力を切り替えもせずに守りの構えを解いただけで、避けようとはしなかった。 エイラ「馬鹿!何考えてんダァーーーッ!!!」 エイラが叫ぶ。 何って?当然・・・ キュイイィイイィイィィイィィン・・・ ・・・ネウロイを倒すことに決まってる! 彼女がビームを撃つために両腕を前に突き出して構えるのと同時に、俺は左手で、 ガシッ キュイイィイィィン・・・!? 『!?』 彼女の右手を掴んで、 グイッ 左へ引っ張った。その瞬間、 ビュインビュインッ 彼女はビームを発射した。 ヒュッ ドゴォン 二本のビームの内、片方はロケットを破壊したが、もう一本は、 ブシュッ 俺「くっ・・・」 俺の右肩を貫いた。・・・しかしもう一つの爆発音は聞こえてこない。ならば良い。 ルッキ「俺!?」 痛い・・・が、勝つためならこの程度の傷は問題じゃない。 ここで俺がこうしなければ、こちらは弾切れ、さらに俺は右腕と右肩を撃たれているのでまともに銃も持てなければ刀も振れないし、 そもそもその肝心の刀は折れたのだから、彼女は悠々と三回目の撤退をするだろう。それだけは阻止しなければならない。 彼女とは・・・ サーニャ「俺さん、ロケットが近づいています、避けてください!」 俺「そんな必要は無い・・・」 エイラ「!?」 ここで決着をつける! ルッキ「俺ぇー!そこから離れろぉー!どかーーーんってなっちゃうよぉーーー!!??」 ・・・離れろだと・・・?・・・離れていくのは、 俺「こっちだァァァ!!!」ブンッ キュイィイィイィン・・・ エーリカ「うぇっ!?」 俺は身体を回転させ、彼女を、迫ってくるロケットのほうへ思い切り投げ飛ばした。 読み通り、ロケットの着弾コースへ彼女は飛んでいった。 そして俺は、着弾の瞬間を見た。 ドッゴオォォンッ 見事にフリーガーハマーのロケットは彼女の腰に命中し、腹部のコアを破壊した。 彼女の身体は爆散し、白い欠片を撒き散らして徐々に崩壊しながら、彼女の上半身は爆発の衝撃で俺に向かって飛んでくる。 エーリカ「・・・よ、よぉっし!」グッ ルッキ「ぃやったあぁぁーーー!!!」クルンッ エイラ「よくやったゾサーニャ!」ブゥウン エイラはサーニャに接近してその頭を撫でようと近づくが、 サーニャ「・・・」 エイラ「・・・サーニャ?」 様子がおかしかった。 エイラ「おい、サーニャどうした!?」 サーニャ「俺さん、そこから離れて!」 俺「!?」 サーニャが叫ぶ。そして、 キュイイィイィィィイィィン・・・・ フッ 「・・・!?」 ・・・崩れていく彼女の上半身が俺の身体に触れた。今はもう胸と頭と右腕しか残っていない。 そんな彼女は、 ガシッ 俺の左腕を掴み、 グイッ 左に引っ張った。 『!?』 その場に居た誰もが驚愕した。そして、次の瞬間、 ブシュウゥンッ ビキッ 俺「ぐっ」 一本のビームが、俺の右胸と彼女の左胸を貫いていた。 俺「ぐはぁ・・・っ」 無意識に開いた自分の口から血が吐き出されるのを感じた。 ・・・俺は、もう来ないはずのビームが何故放たれたのかを理解した。 コアの部分・・・腹部の爆発の衝撃によって、あの時、上半身は俺のほうに飛んできたが、 脚部は俺の下方に吹っ飛んでいき、そして消滅の間際に俺の背後からビームを放ったのだ。 ・・・随分と執念深い敵だな・・・つーか、また脚部かよ・・・俺、やられっぱなしじゃねえか・・・ ビームに貫かれたのは彼女も同じだが、俺が右胸なのに対して彼女は左側。つまり、心臓の位置。 ・・・彼女が引っ張らなかったら、心臓をぶち抜かれていたのは俺だったのだろう・・・ 彼女の身体は左胸のに空いた風穴によりさらに崩壊を加速させ、 キュイィイィン・・・ 最後の鳴き声を発して、 パキィン・・・ ・・・儚く散っていった。 あんなに苦戦した敵なのに、消えるときはあっけないな・・・ ・・・薄れていく意識の中で、俺は異世界の魔力を発動して、・・・彼女の意識を探した。 ―――――――― ・ ・・ ・・・ あら?俺さん・・・どうして? どうしてってのはこっちの台詞だよ・・・なんで最後の最後にあんなことを? ・・・言わなくちゃ、ダメですか? 嫌なら別に言わなくてもいいけど。・・・最後に、俺を納得させてくれよ ・・・私は、これから死んでいきます ・・・ 死んだら、居場所がどうとか言ってはいられないでしょう? ・・・ だから、あなたと戦う理由は、私が負けた瞬間に無くなったんです ・・・ 敵同士だったとはいえ、戦う理由が無くなったあの時から、私達は同じ『異世界の人間』に戻ったんです ・・・ ・・・同じ世界の人間が目の前で死んでいく光景が、私が最後に見た光景になるのは嫌でしたから ・・・そうか ・・・ ・・・悪いことをしたな 前にも言ったでしょう、私はあなたのことを恨んでなんていない、むしろ感謝しているって ・・・ 俺さん。ありがとうございました ・・・ 私は、この世界に来れて、居場所を見つけられて、幸せでした ・・・そうか ・・・俺さん。最後に、二つお願いがあります なんだ・・・? 私のこと、忘れないでください。それと・・・ ・・・ ありがちな台詞ですが・・・ ・・・ 私の分まで、生きてください ・・・ああ 約束ですよ ああ。約束するよ ・・・では ・・・ ・・・さようなら ・・・ああ ・・・ ・・ ・ ――――――――三日後・医務室 次に俺が目を覚ましたのは医務室のベッドの上だった。・・・同じ展開が最近あった気がするぞ。 いや、少し違うか。あの時は負けた結果だったが、今回は。 俺「・・・はぁ」 勝ったんだ。俺は安堵の溜め息をついた。そして、 ピクッ ベッドの横で何かが震えた。・・・エイラじゃないけど、この次の展開も読めた。 左側に目を向ける。やはり、美しい銀色の髪と白い肌の、儚げな少女がいた。 俺「・・・」 サーニャ「俺・・・さん・・・?」ムクッ 顔を上げて、俺の名を呟く。・・・さて、次の展開も読めるぞ。 先手を打ってやるか、と思って、瞳を潤ませるサーニャの右手を俺の左手で掴んで、 ・・・無事だった左胸に持っていき、 ドクン 命の証を感じてもらった。 俺「・・・」 サーニャ「・・・」ポロッ サーニャの瞳から宝石のような雫がこぼれた。俺は左手を離して、顔を伝うその涙を人差し指で優しく拭う。 ・・・サーニャが、口を開いた。 サーニャ「俺さん・・・」 俺「・・・なんだ」 サーニャ「・・・最近、傷だらけになってばっかりです」 俺「・・・そうだな」 確かにそうだ。・・・『彼女』が召喚されてからというもの、俺の身体は傷ついてばっかりだ。 サーニャ「・・・平気なんですか?」 俺「・・・え?」 ・・・言っていることの意味が、よくわからない。 サーニャ「この世界にいて、平気なんですか」 俺「・・・」 ・・・ 俺「平気だよ」 サーニャ「本当に?」 俺「ああ」 それから少しの間・・・といっても数秒ほどだけだが・・・俺たちは黙ったままでいた。 不意にサーニャが尋ねてくる。 サーニャ「後悔、していないんですか?」 俺「え?」 サーニャ「この世界に来なければ・・・いえ、あの時元の世界に戻っていれば・・・ こんなに傷つくことはなかったのに・・・」 サーニャ「この世界を知らなければ・・・傷つかなくても・・・戦わなくても済んだのに・・・」 俺「・・・」 サーニャ「そうは、思わないんですか?」 俺「今は知っている」 サーニャ「・・・」 俺「それに、この世界には仲間がいる。それだけで、俺には、 この世界で生きて、この世界で戦うには充分な理由になる」 サーニャ「・・・だから、傷つくことも仕方ないって、割り切るんですか?」 俺「・・・」 サーニャ「・・・傷つくのは、辛いはずです・・・辛くない人なんて、いません」 俺「・・・」 サーニャ「・・・こんな目に会うなら帰っておけば良かったって、・・・本当に、後悔しないんですか?」 俺「後悔してなんになる?」 サーニャ「・・・」 俺「後悔したって、過去を振り返ったって、後戻りはできない。過ぎた時間は戻せないさ。 戻れないなら、先に進むしか、・・・この世界で生きるしかないんだ。そうだろ?」 サーニャ「・・・」 俺「だから俺は前に進むって決めたんだ。進みさえすればきっと道が見えてくる。そう思うから」 俺「俺は、今はもう、この世界に連れてこられたことを恨んじゃいないし、 元の世界に帰らなかったこともこれっぽっちも後悔してない。俺は俺の意思でこの世界を選んだんだ」 俺「この世界にどんなに残酷なことが待っていようと、俺はこの世界で生きている。・・・生きていく世界は違っても、生きることに変わりはない」 俺「これから、どんなに理不尽なこと、傷つくことが待っているとしても、きっと、それが運命なんだって、俺は全て受け入れられる。割り切るんじゃなくな」 サーニャ「・・・」 俺「それに、」 サーニャ「?」 俺「サーニャが一緒にいるなら、それだけで、どんな運命でも悪くないなって思える」ニコ サーニャ「・・・///」 俺「・・・ずっと、側にいてくれるんだよな?」 サーニャ「・・・はい。そう心に決めましたから」 俺「そうか・・・」 サーニャ「・・・」 俺「・・・なら、安心だ」 サーニャ「・・・そう、ですか」 俺「・・・ああ」 サーニャ「・・・」 俺「だから、」 サーニャ「・・・」 俺「お前も心配するな」ニコッ サーニャ「・・・はい」ニコッ ――――――――― サーニャ「俺さん」 俺「ん」 サーニャ「お願いがあります」 俺「なんだ?」 サーニャ「戦争が終わったら、一緒に私の両親を探して欲しいんです」 俺「・・・」 サーニャ「そして、見つかったら、俺さんのこと、こう紹介するんです」 サーニャ「『私の将来のお婿さんです』・・・って」ニコ ・・・断る理由は、ない。 グイッ 俺は、この奇妙な異世界で出会った、目の前の愛しい少女を左手で抱き寄せて、 チュッ ・・・返事の代わりに、唇を合わせた。 ーおしまいー 異世界のウィッチ2
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ハートレス 作品名:蒼柩のラピスラズリ 使用者:辻峰 梨央 蒼柩のラピスラズリに登場する道具。 《魔女の遺産》の一つ。形状は人工臓器(心臓)。遺産Noなし。 埋め込んだ者を蘇生させ不老にする人工臓器。 道具についての詳細蘇生 血液操作 欠点 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 道具についての詳細 蘇生 死者を蘇らせる蘇生した者は成長が止まる。 「けど、そこで奇跡が起きたんだよ。死者は、とあるウィッチクラフトの能力で蘇生した んだ。なぜそのウィッチクラフトが死者を助けたのかは誰にもわからない。ただ一つわか るのは、生き返った死者の成長が死んだ年齢──十四歳で止まってしまったこと」 血液操作 血液を操作する凝固させて刀を作るなど液体と固体の性質を操れるため応用力は高い。 「《血核》には蘇生以外にも能力があるんだ。それは──血液操作」 +《赤鎖》(チェイン) 血液から生み出された鎖対象を拘束する。 同時に、梨央姉が持っていた赤い刀から幾つもの鎖が発生。俺の身体に何重にもなって 巻きついてくる。 +《双璧》(ディスコネクト) 《月華氷刃》と《血核》の二刀流で作られた《氷壁》結界魔術の零式結界弾を凌げる。 コンマ数秒後、魔女の零式結界弾が二重障壁を直撃。 しかし、砕けない。 血と氷で造られた二重障壁は魔女の拳を受け止め、彼女の動きを一瞬だけ食い止めてい た──! 欠点 未完成のウィッチクラフト戦闘に耐えきれない強度。使用者の戦闘能力についていけない。 元ネタ ハートレス(英:heartless) 英語で「冷血」、「心ない」という意味の語。 関連項目 《魔女の遺産》 《血核》の道具分類。 関連タグ 固有時間停滞 心臓 臓器 蒼柩のラピスラズリ 蘇生 血液操作 道具 リンク